日本の自動車運転免許制度には点数が導入されており、道路交通法違反行為が確認された場合、違反内容に応じた点数が加算され、基準点に達すると免許の停止や取消といった処分がでます。船舶職員及び小型船舶操縦者法に基づいて設けられている小型船舶免許制度にも同じような制度が導入されており、違反が積み重なると一定期間業務停止となり、船を操縦できなくなります。小型船舶免許の点数制度の仕組みは、自動車運転免許と比較すると複雑なものではありません。小型船舶免許所有者は、法令で定められている遵守事項に違反した場合に点数が加算されます。

加点されるのは、救命胴衣非着用と発航前の検査義務違反が2点、それ以外の違反は全て3点で、他人を死傷させてしまった場合はさらに3点が加わります。もし、過去1年間の遵守違反の累積点数が5点に達すると、1ヶ月の業務停止が行政処分として命じられます。ただし、過去3年の間に業務停止などの行政処分を受けたことがある場合は、累積点数が3点に達した段階で3ヶ月の業務停止処分の対象となります。違反点数が基準に達すると、以後は1点積み上がる毎に業務停止期間が1ヶ月のびます。

遵守事項に違反した小型船舶免許所有者には、もれなく再教育講習を受講するよう通知が行われます。行政処分の基準点に達していない人がこの講習を受けた場合は、累積点数から2点減点されます。業務停止処分を受けた人が受講した場合は減点はありませんが、行政処分が軽くなります。業務停止期間が1ヶ月以内であれば、戒告のみとなって停止がなくなり、1ヶ月を超えている場合は停止期間が1ヶ月短縮されます。

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