船舶免許の取得要件には身体に関する項目も設けられており、法令で指定された要件を満たしていなければ免許は取れません。船舶免許の講習を行う機関においても、最初に身体検査を実施して問題が無い場合に受講を認めるといった運用を行っている所が非常に多いです。船舶免許の身体検査では、まず視力と聴力の検査が行われます。視力は両目がともに0.5以上、もしくは片目が0.5以上で視野角が150度以上であることが要件です。

裸眼で条件を満たさない場合は、メガネやコンタクトレンズを着けた状態で満たされていれば問題ありません。検査で使用する機器は運転免許の適性検査で用いられるものと同じで、レンズを通して中のものを見ながら質問に答えていきます。聴力は5メートル程度の距離で人の話し声が聞こえることが要件となっていますが、聞きとれない場合は汽笛音を聞くことができれば問題ありません。汽笛音の聞き取りは、専用の検査器具を使って行います。

何も装着していない状態で聞き取ることができなくても、補聴器を装着した状態で聞こえていればOKです。視力と聴力以外では、疾病や身体機能の障害の有無についての確認も行われます。主に質問や観察によって判断されますが、当人の状態によっては検査機器を用いて確認をする場合があるほか、病院で医師によって作成された診断書の提出を求める場合もあります。疾病や障害は無いに越したことはありませんが、あったとしても船舶の操縦に問題がないとみなされれば、設備限定という条件はつくものの、免許を取ることが可能です。

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